ワンと暮らす。~栗橋のマール


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8月25日




昨年8月25日、我が家の初代犬りんごが永眠しました。
茨城県守谷で保護された捨て犬だった雑種犬。子どもの頃、シェパードみたいだといわれた容姿も数年後には鼻先の黒さも薄れ、和犬の様相が強く現れるようになって。
8月24日、安楽死を決断せざるを得なくなり、家族みんなでひたすら泣いた。
大好きな焼き鳥を買い、好きなだけ食べさせた。
7月後半にはがん細胞が体中に転移していることがレントゲンでも素人目にしっかり確認できるようになり、先生が想像していた以上に肛門周辺の癌腫瘍が大きくなっていた。
それまで何度も、先生の口から安楽死をほのめかすような言葉も出ていたけど、納得できずに何とか助けてほしいとお願いして・・でも、2度目の手術から1ヶ月ちょっと・・その1ヶ月は、きっと相当苦しかっただろうと後に先生にも言われました。
最後の1週間ほどは夜も眠れず、おしっこもうんPも出したいのに癌で入り口がふさがれて出すことが出来ず、苦しくて悲鳴のような声を出しながら部屋を歩き回ったりんご。お腹をさすっても苦しさは変わらず、最後に酷い事をしてしまったとずっと後悔していました。

いい病院で最期を見ていただけたことが、本当に幸運でした。家族以外はちょっと苦手、というりんごが大好きだったふたりの先生。夜中でも電話に応じてくれ、血尿と嘔吐物に血が入ったときには翌日早朝には新しい薬が出来たと電話をくれ、申し訳なくなるほどでした。
そして25日は、休日返上でりんごの最期の処置に駆けつけてくださいました。
驚いたのは25日、りんごと最後の散歩をして戻り、これからお別れ、というときに、脚に怪我をしているので傷の処置をしておきましょう、と処置室に入ったとき。それは当たり前のように施されて、脚も綺麗にしてもらって、お別れの部屋に入りました。
遺体になってからも、担当の先生は一人で丁寧にりんごの体を拭き、ブラシまで掛けてタオルを敷いた箱の中に寝かせ、車まで運んでくださいました。
死の迎え方はそれぞれでどんな形であれ必ず悲しみがつきものだけど、今になって考えれば、りんごは最高の形で虹の橋を渡れた本当に幸せな犬だったと思います。最後の数日のあの苦しみ・・あれを見なければ私たちはきっと納得して安楽死という決断を受け入れる事は出来なかったけれど、それでも、そのことだけがりんごに対して申し訳なかったと今でも考えています。

25日は東大病院の敷地内にある「動物慰霊碑」に手を合わせてきました。そこには、大学病院の試験体となった動物達が眠っています。りんごも、これから先ここで命を任せる子達も、こうした動物達、そしてご家族の恩恵に預かっているのだと思い、感謝をこめて手を合わせました。中には「没後20年」という小さな手書きの札も立てかけてありました。亡くなって20年経ってなお、ご家族がここを訪れているのですね。
りんごと歩いた東大の敷地内を巡って来ましたが、今構内は大規模な改修工事の真っ最中で、りんごとの思い出の場所も無くなっているところがたくさんありました。
今年の始めに来たときは泣きながら歩いたけど、昨日は少し冷静になって歩けました。これもマールとヘレンのお陰かもしれない・・と思うところもあります。
今日も手術が行われているはずの病棟には入りませんでした。下から見上げたら、昨年の8月25日と全く同じ光景。
ここに来られた子は幸運だと思う。現在は紹介しか受けていないということだったので、ここに来ているという事は症状が深刻な場合が殆どだけど・・。
どんな病気であれ怪我であれ、すこしでも多くの命が救われて欲しいと願います。


かくれんぼ
元気だった頃。カーテンに隠れて人が通ると嬉しそうに顔を突き出してきたりんご。




動物病院では、献血用血液を提供してくださる方を公募しているそうです。私がりんごのことで病院へお世話になっていた時にも、献血で通院しているワンちゃんに出会いました。毎日輸血に通う飼主さんがたくさんいます。25キロ以上で健康なワンちゃんの飼主様、宜しかったら情報ページを是非見てみてください。
HPはこちら





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コメント

思い出しました

あの頃はりんごのことを聞くたびに辛くって・・。
そうか、もう1年になるんですね。
24日の宣告のとき、あなたが電話口で泣いていたのを思い出しました。先生もまた、お辛かったことでしょう。そこまで親身になって診てくださった方ならなおさら。でも、最期をこんなに愛されて天国へ行けたのだからりんごは幸せだと私は思います。
我が家のアンナも、最期を見取ってやれたことが私にとって救いでした。りんごの為にも、マールちゃんを大切にしていかないとね・・。

りんごちゃん

私も、先住犬は同じ決断をしました。お気持ちは少しわかるつもりです。
時が経ち、またマーヘレさん達の存在に支えられながら、ご家族が立ち直っていらしたのですね。
りんごちゃん、どうか安らかに。

別れ

動物を飼えば、必ず先に送らなければならない日がくるのですよね。私はまだ経験がありませんが、その日をどんな風に受け取めるようになるのか、想像できません。
りんごちゃんと暮らした日々はりんりんさんにとっても幸せだったんですよね。だから時間と共にちゃんと向き合えるようになったんですよね…。
私も、その日がきても後悔しない生き方をしたいと思います。きっと泣いちゃうと思うけど、しっかりと見送ってあげられるように…。

ごん太の鬼母さん♪

昨年は電話口でさんざん喚いてすいません(^^;)いやいや・・思い出すと恥ずかしいです。
でもああいう時っていうのは周りは目に入らないし自分の制御が出来なくなるものですね。
今年の冬に最後のりんごの回想記事を書いたときはまだ泣きながら書いていましたが、今はけっこう冷静にいられるんですよ。どこで変わったんだろう、ふっきれたわけではないけど、いつからちゃんと生前のりんごを見つめられるようになっただろうと不思議な感覚に陥ったりするんですよね・・
マールとヘレンの存在が作用したんだろうか、ということはやはり自分もペットロスだったんだろうかとふと考えたりもして。
安楽死という送り方は家族にとってはとても辛いことだったけど、きっとりんごはそうではなかった、最後は安らかに逝けた、大往生だったと納得出来たからかとも思うのです。
マールはりんごが結んでくれたご縁かもしれませんね。
ずっと大切にしたいと思います。

さくらママさん♪

さくらママさんの先住犬も同じだったんですね・・。
安楽死の宣告をする先生が一番辛いのだ、と心では分かっているのに、酷く残酷な人に見えてしまったり、ホントに自分がどうしたいのか、どうすればいいのか分からなくなっちゃってました。マールとの出会いはりんごの命日から1ヶ月後のことでした。マールを助けるというより、こちらがマールに依存しているような状態で迎え入れたようなものでしたが・・。
マーさんへーさんには今まで本当に救われていると思います。

アスカさん♪

いつか別れがやってくるのは誰もが分かっていることで、みんな少なからず覚悟はしているんだと思います。でも、実際にそうした局面にきてしまうと、どうしていいか分からなくなってしまう。人の感情って計算できるものではないし、それは仕方ないことなんだと思います。そして悲しんで涙を流すことも、大切にしていたからこそのものだし・・。「亡くす悲しみに耐えられない」と動物を諦める人もいますが、そのお気持ちはとてもよく理解できます。私は「犬がいない寂しさ」ばかり感じてましたけど。
人との別れと同じように、ペットも失って後悔する事はたくさんあると思います。どんなに可愛がっても、大切にしていても。でも、アスカさんのように考えて生きていく事はとても大切なことだと思いました。

愛されて

りんごちゃんのかわいい笑顔。愛されワンコのお顔ですね。

素敵な獣医さんですね。どの獣医さんもこんな風に適切な判断や愛情ある対応をしてくれたら。。。。。

タミー&シェルのママさん♪

ありがとうございます♪
りんごは引き取ってきたとき、目がきりりと釣りあがってキツイ顔してました。でも、家族がデレデレ可愛がるのでいつのまにか犬もデレデレになっちゃったんですよね~(笑)。
りんごは本当に獣医さんに恵まれました。大学病院ってもっとさらっとしているのかと思いましたが、最後まで1頭1頭をとても大切に見てくださる先生方でした。待合室でお会いした福島から通っているというご夫婦は、他の病院で断られ続け、最後の望みでここの紹介状を書いてもらったそうです。でも、ここでダメなら諦められると仰っていました。それは絶対に、技術の問題だけでは無いですよね。
人のかかる病院もそうですが、「医は仁術」じゃなくて「算術」になっちゃってるって思うことが最近多いように思います。

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縁あって2009年に我が家に。

多分埼玉出身、多分おかあちゃん。

頑固で気分屋で、ちょっと気難しいオバちゃん犬。
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ヘレン

★応援有難うございました。2011年春、めでたくお嫁入り出来ました♪

長野県の自然に恵まれた環境で

のびのび暮らしているそうです。

おうちでの呼び名は「へーちゃん」

もしくは「へーすけ」だそうです。♪

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